WordPressを設定するときに「プラグイン」という言葉をよく見かけるけど、プラグインって一体どういうものなの?
プラグインはWordPressのサイトをカスタマイズ(拡張や変更)して、必要な機能を追加できるようにするものだよ
ブログを開設した方に向けて、WordPressの初期設定で導入してほしいプラグインをご紹介します。
WordPressでブログ開設するときに、検索エンジンでプラグインについて検索するとたくさんの情報が出てきます。
その結果、「必要なプラグインがわからない」と戸惑うかもしれません。
今回の記事では、ブログ初心者の方に向けて、WordPressのプラグインとプラグインの役割について解説します。
- プラグインがよくわからない
- 初期導入で最低限必要なプラグインが知りたい
- プラグインの種類が知りたい
ブログ開設時に初期導入すべきプラグインについて調べて、実際に私が利用している「WordPressの初期設定でおすすめするプラグイン9選」を選出しました。
- BestWebSoft による reCaptcha
- SiteGuard WP Plugin
- Edit Author Slug
- WPForms Lite
- XML Sitemap Generator for Google
- WP Sitemap Page
- SEO SIMPLE PACK
- WP Multibyte Patch
- EWWW Image Optimizer
ブラグインの種類やプラグインを選ぶときの注意点についても併せて解説します。
私はWordPressの初期設定のときに、ネットでWordPressの初期設定に必須!とおすすめされていたプラグインを適当にインストールしていました。
プラグインを理解していなくて、ネットでおすすめのプラグインをとりあえずインストールしたら、WordPressでエラーが出たんだ
WordPressでエラーが発生したのを機に、インストールしていたプラグインをひとつずつ調べると、
- このプラグイン用途がダブってる!
- そもそもこのプラグインは私には不要だ!
- 私のWordPressの環境でこのプラグインは使えない!
という気付きがありました。
その結果、いくつかのプラグインを無効化→削除→再設定という無駄な作業が発生しました。
みなさんは私みたいな回り道をしないように!
WordPressでブログを始めたばかりの方は、今回紹介するプラグインを導入すると問題なくサイト運営ができます。
プラグインとは
WordPressサイトの機能を追加、拡張、変更するためのソフトウェアです。
WordPress自体の機能自体は、シンプルな作りとなっています。プラグインをインストールすることによって、WordPressに必要な機能を追加してサイトをカスタマイズすることができます。
WordPressプラグインは、簡単にインストールでき、有効化または無効化できるため、利便性が高いです。
ただし、過度なプラグインの使用はサイトのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
セキュリティや信頼性を考慮して、必要なプラグインのみを使用することをおすすめします。
セキュリティ対策プラグイン:3種類
まず、WordPressにセキュリティ対策がなぜ必要なのかについて説明します。
WordPressは非常に広く普及しており、多くのサイトがWordPressで構築されています。
そのため、セキュリティ対策が不十分な場合、攻撃者はこれらの脆弱性を悪用して不正アクセスを試みたり、サイトを乗っ取ります。
日常でもLINEアカウントが乗っ取られた!という話を耳にするよね
自分のブログを守るためにも、セキュリティ対策をしっかりする必要があるよ
他には、サイトがハッキングされると、悪意あるコンテンツやリダイレクトが追加されます。Google検索エンジンからの信頼性が低下する可能性があり、SEOにも悪影響に繋がります。
BestWebSoft による reCaptcha
reCAPTCHA(リキャプチャ)は、Googleが提供しているウェブサイトのフォームやログインページなどで、人間が操作しているか自動化されたボットがアクセスしているかを判別するためのセキュリティ保護です。
主に、コメントやお問い合わせフォームのスパム対策やbotによるアクセスを防止できます。
このサイトでは、お問い合わせフォームなどに設置しています。
reCAPTCHAを導入すると、画面の右下にreCAPTCHAのアイコンが表示されるよ
reCaptchaのプラグインは、「Invisible reCaptcha」が多く紹介されていますが、WordPressのPHPのバージョンが8.0以上の方は利用できません。
PHPのバージョンはダッシュボード>サイト情報>バージョン情報から確認することができます。
私は最初「Invisible reCaptcha」をインストールしたんだ。
WordPressでエラーが発生して初めて、PHPのバージョンが対応していないことに気がついたんだ
二度手間になったね
SiteGuard WP Plugin
「SiteGuard WP Plugin」は以下のセキュリティ対策をします。
- 不正ログイン(ブルートフォース攻撃、パスワードリスト攻撃等)
- コメントスパムを防ぐ
- WordPress管理ページ(/wp-admin/)への不正アクセス
このプラグインをインストールして有効化すると、自動的にログインページのURLが変更されます!
変更画面で表示された変更後のURLを必ずブックマークしましょう。ブックマークせずにWordPressの管理画面からログアウトしてしてしまうと、管理画面にログインできなくなるため注意しましょう。
変更後のログインページURL(wp-login.php)は、自動生成されますが、「SiteGuard WP Plugin」の設定画面からお好みのURLに変更することができます。
また、「SiteGuard WP Plugin」を有効化すると、以下の画像認証機能が設定されます。
Edit Author Slug
著者アーカイブページのURLにWordPressのログインIDが使用されており、「Edit Author Slug」は、著者アーカイブページのURLを変更するためのツールです。
検索エンジンで「https://自分のドメイン名/?author=1」のURLにアクセスすると「投稿者アーカイブページ」が表示されます。
このページのURLにWordPressのログインIDが表示されているため、第三者にログインIDを知られてしまいます。プラグインを導入してユーザーIDを変更をしましょう。
お問い合わせフォーム:WPForms Lite
「WPForms Lite」では、問い合わせフォームを作成する際に、デフォルトのテンプレートを使用することができます。
お問い合わせフォーム以外にも申し込みフォームやアンケートなどをカスタマイズして作成できます。
また、スパム対策としてreCaptchaを設定することができるので、設定しておきましょう。
問い合わせフォームは「Contact Form 7」というプラグインもよく耳にするけれど、どちらがいいかな?
私も最初は、「Contact Form 7」を導入したけど、後から「WPForms Lite」に変更したよ
「WPForms Lite」はドラック&ドロップで簡単にフォームが作成できるので、ブログ初心者の方は、直感的に操作ができる「WPForms Lite」がおすすめです。
サイトマッププラグイン:2種類
サイトマップは以下の2種類があります。
- 検索エンジン向けのXMLサイトマップ
- サイト内向けのHTMLサイトマップ
まずは、XMLサイトマップから説明しますね。
XML Sitemap Generator for Google
XMLサイトマップは、検索エンジン向けのXMLサイトマップを生成します。
エンジンにサイトの構造を伝え、クローラーがサイトのすべてのページを正確にインデックスできるようにするものです。
SEOの一環として使われます。
WP Sitemap Page
「WP Sitemap Page」は、サイト向けのHTMLサイトマップの自動生成プラグインです。
HTMLサイトマップは、訪問者がサイト内のメニューを辿りやすくするために、すべてのページのリンクを一覧で表示する、ユーザー向けのサイトマップです。
このサイトも、「WP Sitemap Page」でサイトマップを自動生成しています。
SEOプラグイン:SEO SIMPLE PACK
SEO(Search Engine Optimization)とは、サイトやコンテンツを検索エンジンの検索結果で、より上位に表示させてアクセスを増加させることを目的とします。
ブログ開設時は、「Yoast SEO」を使っていましたが、項目が多いがゆえにWordPressの画面がゴチャつくのが気になっていました。
「SEO SIMPLE PACK」は、WordPress有料テーマをリリースしているSWEELと開発元が同じなので、安心して使えます。
また、SEOってよくわからないという方にも、SEOプラグインは日本語圏でシンプルに設計されている「SEO SIMPLE PACK」がおすすめです。
あると便利なプラグイン
次に、WordPressを利用するにあたって導入必須ではないけれど、あると便利だとなプラグインをご紹介します。
ではいきましょう!
WP Multibyte Patch
WordPressは英語圏のツールなので、「WP Multibyte Patch」を導入することで、文字化けなどの不具合を防いぎ、日本語化のサポートをするプラグインです。
EWWW Image Optimizer
WordPressのメディアファイルにアップロードされた画像を自動的に最適化し、ファイルサイズを減少させることで、サイトの読み込み速度を向上させます。
また、画像のファイルサイズ圧縮だけでなく、画像からメタデータ(位置情報や個人情報)を削除できます。
番外編:WordPressに初期インストール済みのプラグイン
初期インストールされているプラグインはどうするの?
私は、Conohaのかんたんセットアップ時にインストールされたプラグイン以外は利用していないよ
AKismet Anti-spam: Spam Protection
スパムコメントを防止するためのセキュリティ対策ツールです。
私は利用していませんが、コメント欄を開放している方は有効化しておくとスパム対策になります。
ちなみにAkismetを有効化するには、
- Akismetのアカウント登録
- WordPressで取得したAPIキーの設定
をする必要があります。
ConoHa WING
私は、レンタルサーバーをConoHa WINGで契約しているため、ConoHa WINGのプラグインがインストールされていました。
初期インストールされていて有効化しているプラグインは、以下の2つです。
- ConoHa WING コントロールパネルプラグイン
- ConoHa WING 自動キャッシュクリア
それ以外のWordPressで初期インストールされていたプラグインは削除したよ
まとめ
セキュリティ対策のプラグインは、
- なぜそのプラグインが必要なのか
- そのプラグインで何ができるのか
ということを把握して必要に応じて設定しましょう。
また、プラグインを入れすぎるとパフォーマンスに悪影響を与えたり、不具合を起こす可能性があるため、注意が必要です。
プラグインを選ぶときは、
- 利用しているWordPressのバージョンとの交換性があるか
- 定期的にプラグインが更新されているか
を確認しましょう。
確認方法は、プラグインインストール画面の右下にプラグインの「最終更新日」と「WPバージョンとの交換性」が表示されています。
セキュリティや信頼性を考慮して、必要なプラグインを選びましょう。
以上、WordPress初期設定時の参考になれば幸いです。